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G検定(ジェネラリスト検定)の難易度|出題範囲(シラバス)|役立つ職業4選

G検定ってどんな資格?難易度、合格ラインは?

G検定は取得すべき?

G検定の資格は何に役に立つの?

G検定を受験するかどうか迷ってる方は多いのではないでしょうか。実は現在、第3次AIブームの真っ最中であり多くの企業で人工知能技術の導入が進められています。G検定の受験で得られる知識を有した人材は企業にニーズがあるため就職・転職に有利になります。

そこで本記事では、G検定を受験するかどうか迷っている人のために、以下の点を紹介します。

  • G検定(ジェネラリスト検定)の概要説明
  • G検定の難易度・合格ラインについての解説
  • G検定の知識が役に立つ職業を紹介

この記事を読むことで、G検定を受験すべきか判断できるようになりますよ。ぜひ参考にしてください!

タップできる目次

G検定(ジェネラリスト検定)とは?

G検定とは一般社団法人日本ディープラーニング協会(JDLA)が実施している、ディープラーニングを事業に活かすための知識を有しているかを確認するための検定試験です。Gはジェネラリストの頭文字で、合格するとディープラーニングに関して広範囲に知識を持つジェネラリストとして認定されます。

具体的にディープラーニングの実装のテクニックを測る試験ではなく、ディープラーニングの知識を事業に生かすための知識を測るのを目的としています。

受験資格と受験費用

特に受験資格はありませんので、どなたでも受験可能です。

受験資格:制限なし
試験概要:120分
試験会場:オンライン
試験日程:年2〜3回
【次回】2022年3月5日(土)13:00〜
【次々回】2022年7月2日(土)13:00〜
【次々々回】2022年11月5日(土)13:00〜
受験費用:一般:13,200円
学生:5,500円
合格ライン:非公開

G検定受験者は受験費用半額

継続した学習の支援のために、2021#2から過去にG検定を受験された方は合否に関わらず過去の受験日から2年間まで受験費用が半額で受験できます。

G検定の出題範囲

G検定の「学習のシラバス」から出題されます。また、2021年4月15日に新シラバスが発表されています。

シラバス改訂の適用時期

2021年7月17日(土)実施予定の「G検定 2021#2」より新シラバスが適用

新シラバス

人工知能とは人工知能の定義
人工知能研究の歴史
人工知能をめぐる動向探索・推論
知識表現
機械学習、深層学習
人工知能分野の問題
トイプロブレム
フレーム問題
弱いAI、強いAI
身体性
シンボルグラウンディング問題
特徴量設計
チューリングテスト
シンギュラリティ
機械学習の具体的手法教師あり学習
教師なし学習
強化学習
モデルの評価
ディープラーニングの概要ニューラルネットワークとディープラーニング
ディープラーニングのアプローチ
ディープラーニングを実現するには
活性化関数
学習率の最適化
更なるテクニック
ディープラーニングの手法畳み込みニューラルネットワーク(CNN)
深層生成モデル
画像認識分野
音声処理と自然言語処理分野
深層強化学習分野
モデルの解釈性とその対応
モデルの軽量化
ディープラーニングの社会実装に向けてAIと社会
AIプロジェクトの進め方
データの収集
データの加工・分析・学習
実装・運用・評価
クライシス・マネジメント
数理・統計

シラバスの変更点

DX(デジタルトランスフォーメーション)が進む産業界における時代のニーズに対応するために「ディープラーニングの社会実装に向けて」の項について、より実践的な内容が追加されます。

主な追加内容

AIプロジェクトの計画
データ収集
法律/契約

公式テキストも同時改訂

シラバスの変更と同時に公式テキストも改訂されるので、「G検定2021#2」を受験予定の方は、新しいテキストにて学習してください。

G検定の資格取得を目指すべき人

近年急速に実用化が進んでいるIoT、「モノのインターネット」の時代、私たちはさまざまな人工知能の技術を使ったデバイスを使う様になりました。今後もさらに高度な人工知能の技術を用いたデバイスや開発がされていくでしょう。

人工知能のテクノロジーが既存社会に与えるインパクトは少なくはありません。このような時代背景もあり、人工知能知識は幅広い人たちに必要なリテラシーとなります。特に、次の方にG検定を目指して欲しいです。

社会における人工知能との関わり方に関心のある方

人工知能の社会に与えるインパクトについて関心のある方に挑戦してほしいです。人工知能を活用時の倫理的な事柄や、法律的な事柄については私たちに身近で興味深いトピックとなります。

機械学習やディープラーニングの基礎知識を得たいエンジニア

現役エンジニアの方には、体系的に機械学習やディープラーニングの知識を得ることができる検定試験です。E資格の事前準備として受験するのもオススメです。

情報系学部の大学生や専門学生

大手企業はAI関連事業の拡大を進めており、G検定取得は就職活動に有利になります。将来データ処理関連の職種を目指す場合は挑戦すべき資格としてオススメします。

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G検定の知識が求められる職種

昨今、転職に求められる資格としてG検定をあげる企業も多く存在しますので、非常に注目度の高い検定試験となっています。具体的に、G検定の知識が役に立つ職種4つの分野を紹介します。

データサイエンティスト・データアナリスト

一番人気のある職業としては、データサイエンティスト(データアナリストと同意)があげられます。この役割は、AIの活用に関する最新ドレンドを理解し、そのアイデアを活用して統計的にデータの分析、及び、評価するためのスペシャリスト。

人口知能のロジックを理解できる必要があるため、高等の数学や統計学の知識が必要です。数学が得意な人はこの職業が天職になるかもしれません。ぜひ、足掛かりに人工知能の応用に関する動向を学ぶためにもG検定の受験をオススメします。

AIエンジニア・ソフトウェアエンジニア

AIに関するソフトウェアエンジニアです。いわゆる実装エンジニアです。ビッグデータを処理するためのソフトウェアの開発が主なジョブタイトルになります。

ソフトウェアはプログラミングによって構築されていきますが、特にAIエンジニアは、AI関連のモデルの組み込みやその評価に関するスペシャリストになります。

実際のところ、G検定では、実装の技能を得ることはできないので、G検定の上位資格であるE資格を取得すれば、さらに、知識を磨くことができます。

ゲノム創薬研究

AIは創薬の分野にも利用されています。生物のゲノムの情報を分析することで新しい薬品を開発する際に人工知能が活用されています。新薬の研究にはその莫大な期間やコストがかかりますがAIを利用してコストを削減となるために注目されています。

以下のリンク先は製薬企業の研究者 ”tky_cow” さんのブログですが、人工知能の知識を得るためにG検定を受験された様です。その分野に興味ある方はぜひ見てみてください。
https://tky-pychemweb.hatenablog.com/entry/2021/01/10/125406

「ゲノム(genome)」とは”gene(遺伝子)”と集合をあらわす”-ome”を組み合わせた言葉で、生物のもつ遺伝子(遺伝情報)の全体を指す言葉

https://www.nite.go.jp/nbrc/genome/description/analysis1.html

化学メーカー系研究

化学メーカーでも、今後データサイエンス人材を積極的に採用する様です、しかしながら、データサイエンティスとの専門家よりは、化学工学専攻でかつデータサイエンスの知識を備えた人材です。

化学専攻の方は、学生時代に以下の資格を取得すれば就活に有利になります。
・統計検定2級、準1級
・G検定、E資格

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G検定の難易度

難易度の高い資格試験ではなく独学で合格が可能です。過去の合格率は約60~70%程度を推移しています。

G検定は2017年に新設された後、徐々に受験者数が増加している非常に注目度の高い検定資格となっています。2020年#2の受験者数が急増していますが、コロナ過での限定キャンペーンとして受験料半額になったのが理由です。

スクロールできます
開催申込者数受験者数合格者合格者累計合格率
20171,5001,44882382356.8%
2018 #12,0471,9881,1361,95957.1%
2018 #22,7452,6801,7403,69964.9%
2019 #13,5413,4362,5006,19972.7%
2019 #25,3875,1433,6729,87171.4%
2019 #36,7866,5804,65214,52370.7%
2020 #16,5156,2984,19818,72166.7%
2020 #213,52812,5528,65627,37769.0%
2020 #37,6507,2504,31831,69559.6%
2021 #16,4496,0623,86635,56163.7%
2021 #28,0777,4504,58240,14361.5%
累計64,22553,43740,14365.9%
G検定の受験者数と合格率

職種別受験者の割合

2021年第1回の職種別のG検定の受験者数です。理系職、文系職、学生に種別しています。結果的に全体的には低難易度。文系職の方は余裕を持った学習計画が必要です。

文系職理系職学生その他
学生14.1%
研究・開発22.63%
情報システム
システム企画
17.77%
生産・製造5.66%
営業・販売7.09%
企画・調査
マーケティング
6.47%
その他26.28%
合計13.56%46.06%14.1%26.28%
職種別受験者の割合

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まとめ

人工知能の社会への影響に関心がある方、データ処理関連のエンジニアの方、情報系の学生の方に特にG検定の受験をオススメします。

学生の方は就職活動を有利に進めるために学生のうちに資格取得に挑戦してください。

また、過去のG検定の合格率を見ると6〜7割の合格率となっており総じてG検定は難易度の低い試験となります。

しかしながら、G検定は「現役エンジニア」「数学のバックグラウンドがある人」にとってすでに知っている知識は少なくないです。よって、特に文系職の方は学習総時間を増やすなどの対策を行ってください。

本サイトでは、G検定を独学で合格するための具体的な勉強方について解説しています。こちらの記事もぜひ参照してください。

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この記事を書いた人

在宅勤務の会社員
趣味・得意分野
⇨スポーツ観戦:F1、サッカー、野球
⇨テック分野が好物:AI、スマホ、通信

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